化粧品の消費期限と捨てどき

自分のメイク道具で、これいつ買ったんだっけ?というアイテムはありませんか?

とくに、普段あまり使わないような色だと、いつのだっけ?って物あるはず。(

実は、化粧品にもきっちり、かっちりと消費期限なるものが存在します。

ブラシや、スポンジ、パフなども雑菌の温床になりやすいので、この機会に心機一転、断捨離かねて、古い化粧品の処分をして、新しい風を取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

ELLE ONLINEより

化粧品の「使用期限」に注意! 専門家が教える、捨て時の見極め方

ポーチに長年入れっぱなしの、劣化した製品を使ってしまっていない?

英国の臨床医で、ドクター・フォックス・オンライン・ファーマシーのメディカルライターでもあるデボラ・リー氏は、「ブドウ球菌(皮膚感染症を引き起こす一般的な細菌)や、皮膚のかぶれや膿瘍の原因となるシュードモナスなど、化粧品には有害な微生物が著しく繁殖することが、研究で示されています」と述べている。

保存料は有害な微生物の増殖を防ぐが、その効果が薄れ始めると、製品に含まれる必須ミネラルや有機化合物、高い水分量によって、化粧品がバクテリアやカビの温床となってしまうというわけ。

化粧品の捨て時はいつ?

使用期限を確認する:購入時期を覚えているなら、化粧品の成分表示に書かれている「開封後期限」を確認しよう。たとえば容器に「24M」と表示されていれば、その製品の使用期限が2年(24カ月)以内であることがわかる。

感覚で見極める:デラクア氏は、「色の変色や、臭いの異常、質感の変化が現れたら廃棄してください」とアドバイス。

こまめにチェックする:リー氏は、「半年から1年に一度は、化粧ポーチの中身を確認しましょう。劣化したものを捨てる機会になるだけでなく、特定の化粧品をどの程度使っていたのかを知るのにも役立ちます」と述べている。

woman with cosmetics products in bathroom at home
brizmakerGetty Images

以下で、化粧品が劣化したことを示す3つのサインと、お気に入りの美容アイテムを清潔に保つための方法を見ていこう。

化粧品が劣化しているサイン

変色した:使用している化粧品の色が、購入した当初と同じ色であるかを確認しよう。デラクア氏は、「たとえば、数カ月前に購入した、白くて水っぽいクリームが、黄色く変色して油っぽく見えるなら、新たに買い換える時期です」と語る。

古いファンデーションやコンシーラーは、劣化するとオレンジ色っぽく見えることがあり、ビタミンCを含むスキンケア製品も、濃い黄色に変色することがあるそう。

変な臭いがする:化粧品が日光や高温にさらされると、バクテリアが繁殖しやすくなり、悪臭の原因に。口紅のような製品だと化学的な臭いがしたり、クリームや保湿剤では酸っぱい臭いや腐ったような臭いがしたりする場合もある。リー氏はさらに、「古いマスカラはガソリンのような臭いがします」と説明している。

デラクア氏は、「ビーチで日焼け止めを塗った時には、こうした現象がよく起こります」と語るが、バスルームでも同等の影響を被る可能性が。アメリカ食品医薬品局(FDA)は、バクテリアは、暖かく湿ったタンパク質の多い環境で最もよく繁殖し、気温約5〜57度の環境で最も速く成長すると警告している。

そのため、バクテリアの繁殖を防ぐには、直射日光や湿気を避け、清潔で乾燥した場所に製品を保管するのが望ましい。

質感が変わった:化粧品やスキンケアプロダクトの成分は、古くなるにつれて変化する。そのため、多くの製品は固まったり、ひび割れが生じる。

 

デラクア氏は「クリームやマニキュアは、時間の経過とともに水分子と油分子が分離し、油分が表面に浮き上がってくるようになります」と説明。マスカラは乾燥して固まり、口紅は小さな穴が開いたり、ベトベトでゴムのような質感になったりする。

i love taking care of my skin
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開封後の化粧品を廃棄する目安

主なプロダクトの開封後の使用期限は、以下を参考にしてみて。

  • マニキュア:2年
  • パウダーファンデーション、アイシャドウ:2年
  • リキッドファンデーション、コンシーラー:半年〜1年
  • 口紅、リップペンシル、アイライナーペンシル、アイブロウジェル:1年
  • チーク、ブロンザー、フェイスクリーム:1年
  • リップグロス:3カ月〜半年
  • マスカラ、ブレンディングスポンジ:3カ月
  • フェイシャルモイスチャライザー、アイクリーム 、美容液:2年

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wera RodsawangGetty Images

 

メイクアッププロダクトのお掃除方法

メイクブラシはこまめに洗い、ノズルの内側や、アイライナーチップ、アイペンシル削りなど、顔に触れる普段使いのものはすべて清潔に保ちたいところ。

リー氏は、「メイクアップキット、ボックス、引き出し、コンパートメントも、クレンジングワイプなどで定期的にお掃除し、汚れや垢がない状態を保つようにしてください」とアドバイス。そうすることで、プロダクトの内外でバクテリアが繁殖するのを防ぐことができる。

新年は、ポーチやバスルームのドレッサーの中身を改めて点検してみてはいかが?

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